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スタッフインタビューInterview

分析

佐々木 信廣Nobuhiro Sasaki

仕事の内容を教えてください。
分析には大きく分けると、分析方法が決められている分析と、分析方法が決まっておらず現場状況に合わせた最適な分析方法を検討していく分析とがあります。前者には作業環境測定の分析やJIS法のアスベスト分析などがありますが、最近は後者の分析依頼が増えてきており、私は主にこういった分析を担当しています。
このような分析はできる限り正しい結果を出すために、最適な分析方法を自分で探っていくという難しさがあります。どういった分析が最も適しているかを逐一検討して、1つずつ消去法でつぶしていくイメージですね。また分析装置から出た数値をどう読み取り判断するかなどは、化学の知識だけでなく、イメージを働かせて考えていく必要もあります。

例えば、ある建物の中の壁面に付着した異物が何なのか調べて欲しいという依頼について説明します。このケースではFE-SEM(※1)を用いた微細形状の観察とEDS(※2)による元素分析の結果、異物は炭素を主成分とするススであることがわかりました。
では何故その物質が付着したのかを考えることになるわけですが、これが非常に難しい作業になります。異物が付着している状況から判断し、配管のようなものが帯電したことで空気中のほこりが吸い寄せられて壁面に付着したのではないかと推定をしましたが、周りの状況をよく調べて原因を探っていかないと、異物の組成がわかっただけでは原因までたどり着けないこともあります。こうだからこうと決まったやり方があるわけでないので、時間がかかり難しい作業ではありますが、非常に面白いです。

※1 FE-SEM・・・電界放出形走査電子顕微鏡:Field Emission Scanning Electron Microscope
※2 EDS・・・エネルギー分散型X線分析:Energy Dispersive X-ray Spectrometry

分析装置のページでもご紹介していますが、環境リサーチにはたくさんの分析装置がありますね。
分析装置にはそれぞれ得意分野があるので、多くの高精度な分析装置があることで分析方法の選択肢が増えますし、適切な手段がとりやすいです。そのため、お客様からのご依頼にも柔軟かつ速やかな対応が可能になります。
分析すれば結果が出るのは当たり前と思われがちですが、正しい数値を出すためには、サンプリングの現場状況を知ることも大切ですし、分析装置の原理や特性を正しく理解して分析を行うことも必要で、それを考えながら分析をしていくことが面白い点でもあります。
今後、目指していきたいことは?
分析技術はたえず進歩していますし、法改正も相次いで行われています。特にアスベストの分析は、分析方法や基準値の変更など、分析結果に関わるような重大な変更が多く行われてきました。こういった変化にしっかりと対応することが分析者として非常に重要になってきています。
私はアスベスト分析の新しい技術習得のため、アメリカでの研修に参加させてもらいました。環境リサーチは分析業界の変化に素早く対応する姿勢をもっている会社であるため、個人としてだけでなく会社からのサポートのもと技術を磨くことができます。
信頼性確保のための外部審査(クロスチェック)への参加など、今後ともスタッフ一丸となって動向把握・技術向上に努めていきたいです。
すきな言葉
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