この仕事を通じて社会に貢献していきたい
乙津 秀樹/ Hideki Otsu
仕事の内容を教えてください。
クボタショック後に国は、昭和31年頃から平成元年に施工された民間建築物のうち、延べ面積1,000m²以上の建築物を調査対象としてアスベストの有無を把握していくことを決めました。これはほんの一部であり、実際には、吹付け石綿が導入された昭和31年頃からアスベスト全面禁止となった平成18年までに竣工した、延べ面積1,000m²未満の建築物を含めますと、調査対象となる鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建築物は約280万棟あると言われています。
このような全国で約280万棟もある民間建築物を調査していく専門家を育成するために「建築物石綿含有建材調査者」資格制度がスタートしました。
講義と実地研修を受けて修了考査に合格すると資格が得られるわけですが、私は講師として、この講義と実地研修を担当しています。
「建築物石綿含有建材調査者」として大切なのはどんなことですか?
法律の知識や建築に関する知識も必要ですし、アスベスト分析に関わる化学の知識も必要になります。こういった知識や経験はもちろんなのですが、調査者として公正・中立な立場で調査を行うという心構えもしっかり伝えたいと思っています。
どういった点に気をつかいますか?
なんといっても有害性のあるものを扱うので、見落としのないように、また飛散させることのないようにという点に気を付けています。
調査時には建物が使用中の場合も多く、万が一飛散したとなると、建物の 使用が制限されたり、建物利用者への健康被害にもつながる危険性もありますから。
環境リサーチのアスベスト調査の特徴はどんなところでしょうか?
現地調査の前に行うお客様とのヒアリングは丁寧に行うようにこころがけています。最終的には建築図面をもとに現地調査を行っていくわけですが、やはり長年の間に改修などが行われて建築図面通りでない場合も多々あります。正確な調査のためにはお客様との情報交換は欠かせません。
今後の目指していきたいことは?
最終的には世の中のアスベストによる被害がなくなることがゴールだと思いますが、まだまだ道のりは遠いのが現状です。二次被害などを最小限に抑えた形で、アスベスト調査・除去が円滑に進められていくようにこの仕事を通して社会に貢献していきたいと思います。
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